こんにちは、陶磁器、キッチン用品の店「育てる道具ILMA+」の店主です。
今朝の最低気温4.4℃ ゔーん寒い、寒い。
慣れない寒さに体を丸くして朝刊を見れば「木枯らし1号」の記事。
暖冬で1~2週間使うことはないだろうと思いながら昨日給油した
石油ストーブにいきなりお世話になってしまいました。
もう1ヶ月ほど前になりますがJRの乗り放題キップが1回分余っていたので
(ここにも書きましたね)当日の朝までいろいろ悩んだ挙句、
始発駅の街に住んでいながらも日頃縁がない飯田線に乗って小旅行してきました。

朝6:00の下り始発天竜峡行きに乗ります。 写真右に到着したのは上りの始発電車で日曜にしては意外に乗客がいます。 車内には既に3、40人ほど先客がいて、時間ぎりぎりに私が乗るとすぐに発車。 まずは名鉄や東海道線と同じ場所を隣町の小坂井町まで走ります。 時々使う名鉄と同じ線路を走っているのに乗る電車が違うだけで旅情感たっぷり。 普段は絶対停まらない駅にもちゃんと停車していきます。 名古屋へ向かう名鉄の線路と別れ、ちらほらと乗客の乗り降りを繰り返しながら北上。 住宅と田畑が多かった車窓にも新城を過ぎる頃には周囲に山が近づきローカル線の雰囲気に。 少しすると豊川支流宇連川(別名板敷川)を見下ろしながら走ります。 名前のとおり河床の岩盤が板を敷いたように平らに削られている景勝地。 周囲はちょっとした観光地で夏は結構賑わいます。 豊橋から約1時間半で県境を越え静岡県へ。
浜松市天竜「区」!!! そうなのです。平成の大合併によって山奥の町が政令指定都市に大変身。 住所だけ見ればここが静かな山里だとは思えませんね。 近くには日本でも有数の大規模重力式コンクリートダムである佐久間ダムがあり、 この町はその入口にあたります。そのせいか周囲はダムや水力発電関連の施設が目立ちます。
長いトンネルを抜け、天竜川の支流沿いに走ります。 鮎釣りでしょうか。
鉄橋をよく見て下さい。今走っている部分と奥の部分は1つの同じ鉄橋です。 何か違和感ありませんか? 川を左岸から右岸へ、右岸から左岸へと2度渡っています。 実はこの橋は川を渡るための橋ではありません。対岸(右岸)には接さず元の左岸に戻っています。 本来写真右手にトンネルを掘って進む予定でしたが、中央構造線の断層上にあるため 強烈な力が加わり、とても工事が進められる状況ではなかったそうで・・・ 結局トンネルは途中で放棄して、このような橋で川の上を迂回する羽目になったというわけです。
再び長いトンネルを抜けるとすぐに大嵐駅。 所在地は静岡県ですが道路は愛知県側にしか通じていないという不思議な駅。 主に利用するのは対岸の愛知県民(旧富山村民)です。 隣の豊根村と合併するまでは日本一人口が少ない村(島以外)だった場所で、 道路事情のせいかアクセスしづらく、秘境の村として有名でした。
奥に見える吊り橋を渡ると
対岸は飯田線の聖地(の1つ)、旧富山村。 一度だけ車で来たことがありますが、佐久間ダムのえん堤を渡って天竜川沿いに北上するルート、 豊根村からの山越えルート共にハードな道のりだったのを覚えています。
静岡県最後の小和田駅。 雅子さまご成婚の際に有名になった駅で、ブームに乗ってここで結婚式を挙げた夫婦もいたとか。 ちなみにこの駅へ外界から通じる(自動車が通行できる)道路はありません。 あるのは1軒の民家と昔の廃墟だけ。郵便配達も飯田線で行われるそうです。 まさに秘境。 有名な駅だけあって窓から駅の様子を伺う人もちらほら。ちなみにここも浜松市天竜「区」です。 佐久間ダムの完成に伴い、この辺り一帯は先程の旧富山村を含め広範囲にわたって水没、 296世帯が移転しました。周囲の集落や道路はもちろん線路も水没し、 少し離れた場所に新しく線路が敷かれました。 2回通過した長いトンネルは新しい線路と今までの線路をつなぐ為に掘られたもの。
大嵐駅からずっと北、飯田市へ入る直前まではトンネルだらけ。飯田線一番の難所です。 上の写真は天龍村中心部にある平岡駅を出たところ。 秘境地帯をくぐり抜けてくると、人の営みが感じられる風景にほっとします。 山肌に連なる家並みが都会に見えちゃうから不思議なもの。
平岡ダムのダム湖。 この後、天竜峡駅と飯田駅で2回乗換えて駒ヶ根へ。
10:50 駒ヶ根駅着 下車したのはいいものの予想以上に寒い。 電車の中もかなり寒かったけど、太陽が出てるのでもう少し暖かくなるかと思ってました。 服装の選択ミスは重い。ロープウェイで千畳敷まで行こうかと電車の中で考えてましたが このまま行けば完全にやばいです。入口で絶対に止められます。 諦めて次の行程を模索。 そして次回へ続く。

朝6:00の下り始発天竜峡行きに乗ります。 写真右に到着したのは上りの始発電車で日曜にしては意外に乗客がいます。 車内には既に3、40人ほど先客がいて、時間ぎりぎりに私が乗るとすぐに発車。 まずは名鉄や東海道線と同じ場所を隣町の小坂井町まで走ります。 時々使う名鉄と同じ線路を走っているのに乗る電車が違うだけで旅情感たっぷり。 普段は絶対停まらない駅にもちゃんと停車していきます。 名古屋へ向かう名鉄の線路と別れ、ちらほらと乗客の乗り降りを繰り返しながら北上。 住宅と田畑が多かった車窓にも新城を過ぎる頃には周囲に山が近づきローカル線の雰囲気に。 少しすると豊川支流宇連川(別名板敷川)を見下ろしながら走ります。 名前のとおり河床の岩盤が板を敷いたように平らに削られている景勝地。 周囲はちょっとした観光地で夏は結構賑わいます。 豊橋から約1時間半で県境を越え静岡県へ。

浜松市天竜「区」!!! そうなのです。平成の大合併によって山奥の町が政令指定都市に大変身。 住所だけ見ればここが静かな山里だとは思えませんね。 近くには日本でも有数の大規模重力式コンクリートダムである佐久間ダムがあり、 この町はその入口にあたります。そのせいか周囲はダムや水力発電関連の施設が目立ちます。

長いトンネルを抜け、天竜川の支流沿いに走ります。 鮎釣りでしょうか。

鉄橋をよく見て下さい。今走っている部分と奥の部分は1つの同じ鉄橋です。 何か違和感ありませんか? 川を左岸から右岸へ、右岸から左岸へと2度渡っています。 実はこの橋は川を渡るための橋ではありません。対岸(右岸)には接さず元の左岸に戻っています。 本来写真右手にトンネルを掘って進む予定でしたが、中央構造線の断層上にあるため 強烈な力が加わり、とても工事が進められる状況ではなかったそうで・・・ 結局トンネルは途中で放棄して、このような橋で川の上を迂回する羽目になったというわけです。

再び長いトンネルを抜けるとすぐに大嵐駅。 所在地は静岡県ですが道路は愛知県側にしか通じていないという不思議な駅。 主に利用するのは対岸の愛知県民(旧富山村民)です。 隣の豊根村と合併するまでは日本一人口が少ない村(島以外)だった場所で、 道路事情のせいかアクセスしづらく、秘境の村として有名でした。

奥に見える吊り橋を渡ると

対岸は飯田線の聖地(の1つ)、旧富山村。 一度だけ車で来たことがありますが、佐久間ダムのえん堤を渡って天竜川沿いに北上するルート、 豊根村からの山越えルート共にハードな道のりだったのを覚えています。

静岡県最後の小和田駅。 雅子さまご成婚の際に有名になった駅で、ブームに乗ってここで結婚式を挙げた夫婦もいたとか。 ちなみにこの駅へ外界から通じる(自動車が通行できる)道路はありません。 あるのは1軒の民家と昔の廃墟だけ。郵便配達も飯田線で行われるそうです。 まさに秘境。 有名な駅だけあって窓から駅の様子を伺う人もちらほら。ちなみにここも浜松市天竜「区」です。 佐久間ダムの完成に伴い、この辺り一帯は先程の旧富山村を含め広範囲にわたって水没、 296世帯が移転しました。周囲の集落や道路はもちろん線路も水没し、 少し離れた場所に新しく線路が敷かれました。 2回通過した長いトンネルは新しい線路と今までの線路をつなぐ為に掘られたもの。

大嵐駅からずっと北、飯田市へ入る直前まではトンネルだらけ。飯田線一番の難所です。 上の写真は天龍村中心部にある平岡駅を出たところ。 秘境地帯をくぐり抜けてくると、人の営みが感じられる風景にほっとします。 山肌に連なる家並みが都会に見えちゃうから不思議なもの。

平岡ダムのダム湖。 この後、天竜峡駅と飯田駅で2回乗換えて駒ヶ根へ。

10:50 駒ヶ根駅着 下車したのはいいものの予想以上に寒い。 電車の中もかなり寒かったけど、太陽が出てるのでもう少し暖かくなるかと思ってました。 服装の選択ミスは重い。ロープウェイで千畳敷まで行こうかと電車の中で考えてましたが このまま行けば完全にやばいです。入口で絶対に止められます。 諦めて次の行程を模索。 そして次回へ続く。
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